夜鳴鳥 -比翼- で落語アンビエントDJやってみた。

相も変わらずBlogがあることを忘れかけている俺です。こんばんは。

さて、去る2017/11/26に行われました夜鳴鳥 -比翼-にて、またダーク・アンビエントDJをやってきたわけですが、今回もゆったりとした時間を好き勝手に過ごすという異世界の心地よさになりました。
今回も勧進元のAGIさん、本当にありがとうございます。

で、前回は60分のDJセットが1回という出番だったのですが(詳細は前回の記事参照。)
今回は30分のセットを2回。というわけで前半戦と後半戦で趣向を変えてやってみようじゃないか。ということに。

前半戦は真面目にダーク・アンビエントをやりましたよ。
前半戦プレイリスト

1. Entrance into Nothingness – Xasthur
2. Abandoned Artifacts – Dee Lee Projekt
3. The Day I Would Never Have – Deaf Center
4. A Rope to End It All – Flowers of Bodysnatchers
5. Beneath the Depth – Dee Lee Projekt
6. The Watcher Behind the Screen – Dee Lee Projekt
7. Onyx – Alcest
8. Tomhet – Burzum

真面目にダーク・アンビエントとかいいながらブラックメタル由来のが3つも入ってるんですが、まぁいいでしょうw そもそも俺のアンビエントのルーツはそっちなので。
あと、新作のアルバム”Film of Ashes” が出たのでそのプロモーション的に自分の曲を使ったり。

で、いよいよ後半戦ですが、以前からやりたいな〜と漠然と思っていた、
怪談噺+ダーク・アンビエント
やってみました。

こんな感じでした。

ご来場の方に粋な和装男子がいらっしゃってて、アドリブで噺家の役をアテフリでやってくださるという、まさかのセッションが始まるという神展開でしたw
なんかもう、こういう新しいユニットみたいだなぁって俺本人も思ってましたw

こんな感じで、要は落語の場面ごとのBGMをDJで当てていくというのをやってみたかったんですよ。で、ダーク・アンビエントで場面を作っていく都合上、滑稽噺じゃなくって怪談噺の方が良い。
今回は持ち時間が30分ということなのですが、落語の尺が30分に近くなければいけないので、長すぎても短すぎてもダメ。
それで今回使わせてもらったのが、柳家喬太郎師匠の牡丹灯籠

喬太郎師匠大好きなんですよ、俺。
今年の夏も喬太郎師匠見たさに7月の暑い中昼前から池袋演芸場に並んだりしてましたしね。

題材も牡丹灯籠がいいなぁって前から思ってまして。
美人の幽霊に化けて出られるほど惚れ込まれるとか、男のロマンじゃないですか、とかいう俺の性癖はどうでもいいんですがw
やはり、駒下駄の音が「カラン、コロン…」という下りが大好きでして。
新三郎もお露のことが恋しいわけで、愛しいけれどこれ以上交わってはいけない相手の足音を聴くってどんな気分なのか。
多分、期待や渇望もあるんでしょう。恐怖もあれば恐怖を否定したくなるような慕情もあるでしょう。ひょっとしたらお露を裏切ることに対する後ろめたさや、それを越えた諦観もあるかもしれない。あるいは腹を括った覚悟か。
やっぱり俺は男なので、そういう男目線の見方をするんですが、足音の描写ひとつに魅力があるのがいいなぁと。

…で、一番やってて難しかったのが伴蔵夫妻が出て来る場面。
あそこはストーリーのターニングポイントでありながら、一番滑稽噺の世界に近い部分で、雰囲気がガラッと変わるんですよね。
だから、どの曲を当てるのがいいか、どのタイミングで音を差すのがいいのか、すげぇ悩みました。
ユーモラス要素が削れすぎてもダメなのよね。

で、今回噺のバックで使ったセットリストがこちらです。

1. Childhood I – Atrium Carceri
2. Other Creatures – Dee Lee Projekt
3. Occurred – Keosz
4. Phosphene – Apocryphos
5. My Dear, Leave Me Forever. – Dee Lee Projekt
6. Revive – Darkly
7. Silent Cold Body – In Slaughter Natives
8. After the End of Time – Dee Lee Projekt
9. Chimes of the Unfortunate – Council of Nine
10. As the End Repeats – Dee Lee Projekt

まぁ、自分の曲使うのが、一番音の特性を理解できてるのでラクでしたw
そして、短距離走のリレーみたいな通常のDJmixと違って、30分気を張りっぱなしで方向転換もありえないという点で、すげぇ疲れましたw
でも、達成感はひとしお。やってよかった。

俺も落語大好きですので、「そもそも噺だけで、あとは聞き手の想像力を働かせるのが落語の魅力」なので、わざわざ後付けで音楽を当てるのは無粋なんじゃないか?っていう葛藤もちょっとはあったんですけどね。
でもまぁ俺は落語の伝統を守る人ではなくて、自由気ままな音楽作る人ですからね。
落語的には俺は聞き手であって、聞き手である俺の想像力の結果がこれなんです。ということで正当化しますからね!w

ともあれ、やりたいことがやれて大満足でございました。

ご同席いただいた皆様、本当にありがとうございました。

Share This: